ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『泣くな研修医』

98)店頭で手に取った本。 帯の「懸命に戦う医師の姿を現役外科医が圧倒的リアリティで描く」と、隣にあった「俺、こんなに下手クソなのにメスを握っている。命を託されている」という『逃げるな新人外科医ー泣くな研修医2ー』の帯に惹かれてどちらも買い…

『アヒルと鴨とコインロッカー』

97)伊坂幸太郎さんの本を三冊おすすめされたので、まず一冊目。 「何とかのコインロッカー」と聞かされてそういう題名かと思ったけど、「アヒルが先だか鴨が先だか忘れちゃった」とのこと。 2年前の出来事と現在の出来事が交互に進められてひやひやしな…

『たゆたえども沈まず』

96)読みたい本が手元にありすぎて買うのを見送っていたが、読んだ人が「面白かったよ」と教えてくれて購入を決めた本。 副読本「ゴッホのあしあと」も一緒に買いました。 ストーリーも面白かったけれど、読み終わった後の囶府寺司さん(大阪大学教授美術…

『ストロベリーライフ』

95)弟が捨てると言うので、それならと思っていつか読もうと思っていた本。 デザイナーの恵介がちょっとしたきっかけでいちご農園を手伝うこととなった話です。 農家の苦労、食べ物を作る苦労、田舎のコミュニティでの苦労などがリアルに書かれていました…

『BUTTER』

94)本屋のポップス「グルメ×殺人」に惹かれて買った小説。 読み進めるほどにことば巧みな食事の景観に食欲の湧いた本でした。著者のグルメに対する関心が高いことが感じられた一冊でもあり、調べると製菓メーカーに勤めていた時期があるようで。 最後の参…

『発達障害と少年犯罪』

93)テーマ読み「少年院」No.4 矯正施設、加害者になってしまった少年たち、彼らを支援した精神科医、特別支援教育の現場などの関係者を取材し、「見たくない現実」を正面から見据えた本。 「発達障害=犯罪」というわけではないが、それが結びつく可能性とな…

『少年たちの贖罪 罪を背負って生きる』

92)テーマ読み「少年院」No.3 少年院をテーマ読みしようと思って図書館へ。「少年法」でまとまってるかなと思い「法律」の棚に行って順番に見たが、憲法から始まり民法…うーんと思って検索機を使うと円満離婚の次くらいに少年法発見。 事例が章ごとに並ん…

『少年院のかたち』

91)少年院シリーズ NO.2 図書館で「少年院」と検索して出てきた一冊です。 著者は漫画「家裁の人」を書き、少年問題に関わっていく中で、少年学院に篤志面接活動を行う事となりました。その時のことと法務教官へのインタビューをまとめた本です。 現在、…

『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』

90)特典のうちわしおりが欲しくて、新潮文庫から選んだ一冊。パラパラめくると「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」が見えてこれにしました。 奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムのひとつ、「童話と詩」の中で書かれた詩を編集し、授業の中で編者…

『寂しい生活』

89)図書館の916の棚から「少年院」を探していたら見つけた本。 「ミニマリストの究極」みたいな生活を送られている稲垣さんの記録です。 テレビはもちろん冷蔵庫、炊飯器、洗濯機を持たず、電気代150円/月の生活を送る中で、「所有という貧しさ」につい…

『記憶する体』

88)体って本当に不思議だなと。 筋電義手以外にも、VR技術や、人工内耳、遺伝子治療、出生前判断など、私たちの体をとりまく科学技術は日々進歩しています。そして、それに伴って、私たちが自分や家族の体に対して介入しうる「人為」の領域は増大していま…

『「お絵かき」の想像力』

87)関わっている子どもの中にお絵かきが好きな子がいるので、子どものお絵かきの発達段階について知りたくて手に取った本。 「絵」は、言葉という倫理的な道具を使わないので、より直感に近い表現ができる。何が描かれているか、第3者が言葉で正確に当て…

『デリカシー体操』

86)イラストを描く練習がしたくて大好きなヨシタケシンスケさんのスケッチ集を買いました。 シンプルにちまっと描かれているのが好きです。 グラフィック社の「g」のロゴがかわいい… デリカシー体操 ヨシタケシンスケ 川名潤(prigraphics) グラフィック…

『すべてのドアは入り口である。』

85)原田マハ祭り 「分からない」が「面白い」になる現代アートの話し。 すべてのドアは、入り口である。 原田マハ 高橋瑞木 渡邊民人(TYPEFACE) 祥伝社 / 2014

『デトロイト美術館の奇跡』

84)絵画を"友達"と呼び、美術館を"友達の家"と呼んだ実話に基づく本。 カバー画は1886年 ポール・セザンヌ作「画家の夫人」 デトロイト美術館の奇跡 原田マハ 新潮社 / 2016

『異邦人』

83)アートのためなら全てを犠牲にするくらいの勢いを持つ女性。 読んでいてとても清々しかった。 カバー画は、1893年エドヴァルド・ムンク作〈月光〉 異邦人 原田マハ 重実生哉 PHP文芸文庫 / 2018

『リーチ先生』

82)原田マハさんの書いた本を読み漁っています。 フィクションとノンフィクションの間を進んでいく感じがとってもワクワクします。 リーチ先生 原田マハ 佐藤直樹 集英社文庫 / 2019

『暗幕のゲルニカ』

81)電車の中で読むように買った本。 面白かった。 原田マハさんは森美術館やニューヨーク近代美術館に駐在していたというユニークな経歴をもっている。 もうちょっと読んでみたい。 暗幕のゲルニカ (新潮文庫) 作者:原田 マハ 出版社/メーカー: 新潮社 発…

『十角館の殺人』

80)「鳥肌のたつ一言」があると勧められて読みました。 良かった良かった 十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫) 作者:綾辻 行人 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/10/16 メディア: 文庫

『つながり〜社会的ネットワークの驚くべき力〜』

79)とばしとばし読了。 ーー 本書が焦点を合わせるのは、私たちと他人との絆であり、それが、感情、性、健康、政治、お金、進化、テクノロジーにどう影響するかである。(中略)私たちが何者であるかを知るには、私たちがどうつながっているかを理解する…