ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

『君の心に火がついて』

113)

 

ツルリンゴスターさんのマンガやイラストが好きで、Instagramでよく見ていて、

WEB「DRESS」で掲載されていた「君の心に火がついて」も好きで毎月楽しみにしていた。

 

そのマンガが書籍になったということで、本屋で手に取ったら、分厚く重い。

マンガは集め出したらキリがないので、Kindleで済ませることが多いんですが、買ってしまいました。

 

男女の友情や家族、夫婦の形、男子のメイク…自分の気持ちに蓋をしてきた主人公たちが、

妖怪・焔に客観的に見つけ、自分を肯定していく。

私は「孤独ってだめなこと?」の話が好きだった。

 

主人公は「空気が読めない」と言われるが、自分のどのセリフがダメだったのか分からず、帰り道自分反省会をするような派遣社員の西乃城さん。

 

「あなたが作るものを見てみたい」

 

「こんなこときっと何の意味もない」「私に何かが書けるのならやってみたい」と葛藤しながら進む。

孤独ながらも、自分がしっかり生きてきたことを肯定してもらい、それに気づく。

 

ゆっくり何度も読みたいマンガでした。

 

f:id:hokuson-diary:20230319154021j:image

君の心に火がついて

ツルリンゴスター