ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』

90)特典のうちわしおりが欲しくて、新潮文庫から選んだ一冊。パラパラめくると「SST(ソーシャルスキルトレーニング)」が見えてこれにしました。 奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムのひとつ、「童話と詩」の中で書かれた詩を編集し、授業の中で編者…

『寂しい生活』

89)図書館の916の棚から「少年院」を探していたら見つけた本。 「ミニマリストの究極」みたいな生活を送られている稲垣さんの記録です。 テレビはもちろん冷蔵庫、炊飯器、洗濯機を持たず、電気代150円/月の生活を送る中で、「所有という貧しさ」につい…

『記憶する体』

88)体って本当に不思議だなと。 筋電義手以外にも、VR技術や、人工内耳、遺伝子治療、出生前判断など、私たちの体をとりまく科学技術は日々進歩しています。そして、それに伴って、私たちが自分や家族の体に対して介入しうる「人為」の領域は増大していま…