ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

『限りある時間の使い方』

110)

おすすめされて楽天で買った本。

 

“これをしなさい、これはだめ”みたいな時間管理系の本ではなく、できないこと、やらなかったことは気にしなくてよい みたいな感じの本だった。

人生の時間は限られており、さらにその中の限られた範囲しか自分ではコントロールできない。

 

限りある人生を生きるということはーーそれがどんなに最高な人生であってもーー絶え間なく可能性に別れを告げる過程なのだ。

 

あなたの人生とはすなわち、あなたが注意を向けたあらゆる物事の総体である。(略)注意を向けていないことは、起こっていないのと同じだからだ。

 

限界を受け入れて生きるための実用的な10のテクニックを挙げていく。

 

1 「開放」と「固定」のリストをつくる

 →やりたいことを全て挙げて(開放リスト)、そこから10個を目安にやることを決める(固定リスト)

2 先延ばし状態に耐える

3 失敗すべきことを決める

4 できなかったことではなく、できたことを意識する

 →やったことリスト

5 配慮の対象を絞り込む

6 退屈で、機能の少ないデバイスを使う

 →Kindleだけが読めるタブレットなど

7 ありふれたものに新しさを見いだす

 →普段の2倍の解像度で、人生の経験は2倍充実する

8 人間関係に好奇心を取り入れる

9 親切な反射神経を身に付ける

10 何もしない練習をする

 →現実逃避のために何かをするのはやめよう

 

 

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限りある時間の使い方

オリバー・バークマン著

カバーデザイン=小口翔平+後藤司(tobufune)