ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

『よその子ー見放された子どもたちの物語』

 

62)アメリカの教育心理学者トリイ・ヘイデンさんが実際に受け持った情緒障害、自閉症学習障害の子たちの変容をまとめたノンフィクション。

 

図書館で障害関係の本を見ていたときに手に取った本。

 

小説のようでとても読みやすかった。

 

トリイ・ヘイデンさんが子どもに対して"待つ"ことを大切にしていて、自分を振り返る機会となった。

 

また子どもたちの問題行動を問題としてではなく、他者へのメッセージとして捉え、子どもたちの様子を見ながらそれぞれの場面で関わっているのを見てあああと思った。

 

障害をもった子たちはそれぞれ障害特性があり、指導に対して一般化できないところがとても難しいところ。

 

子どもに変容が見られたときに、"どんな手立てがこの子に良かったのだろう?"と考える。

 

できたときにたくさん褒めたこと?この子の好きなものを使ったこと?

 

こんなふうに考えてそれが積み重なって経験値となる。

 

様々な事例や話に触れて、現場だけでは得られない経験値も増やしていきたい。

 

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よその子―見放された子どもたちの物語 (トリイ・ヘイデン文庫)

よその子―見放された子どもたちの物語 (トリイ・ヘイデン文庫)