ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

『こころの科学203号(2019年1月号) 服薬と処方の心理ーくすりをめぐるコミュニケーション』

58)ぱらぱら読むと、「子どもへの薬物療法に抵抗をもつ親、薬物療法を求める親」というタイトルを見つけ面白そうだと思って買ってみた雑誌。 「くすりを飲むと一生手放せなくなる」という話も聞いたことがあり、「本当にそうなのか?」とモヤモヤしていた…

『ノルウェイの森』

57)村上春樹さんの作品がいつか読みたいと思っていて、最近やっと読めた。 性描写が多かったという印象。 と思ったら村上さん曰く「あの小説の中ではセックスと死のことしか書いていない」だそうで。 私はミステリー系がやっぱり好きだなあと思った。 小…

『NATIONAL GEOGRAPHIC 日本語版 動物たちの悲鳴』

56)この記事を読んですぐ予約したナショジオ。 natgeo.nikkeibp.co.jp タイミングよく動物園に行く予定があり、檻に入れられている動物を見たり乗馬を200円で体験したり写真を勢いよく撮ったりしているのを見たりしながらモヤモヤしていた。 ゾウやナマケ…

『二十四の瞳』

55)電車旅のお供に購入。とても有名な著書だが恥ずかしながら読んだことがなかった。 戦争に未来を翻弄される子どもたちと、それを黙って見守るしかできずに涙を流す大石先生。 戦争で視力を失った男の子が一本松の写真を確認する場面では、”生きているだ…

『数学する身体』

54)NewsPicksMagazine「ニューエリートの必読書500」で、高濱正伸さん(花まる学習会 代表)が挙げていた本の中の1冊。 前半は、数学がどのような変遷を遂げたかについてでとても興味深かった。 古代において数学は、まず何よりも日常の具体的な問題を解決…

『もやしもん』

53)図書館に置いてあって手にとった漫画。 「菌が見える」という能力に魅かれる。 野菜やお米の農業というよりかは、日本酒や発酵などの菌系を主に扱っている。 食料自給率や需給調整など”農”にまつわる問題もコミカルに取り上げている。 中でも衝撃的だ…

『問題解決に効く「行為のデザイン」思考法』

52)「行為のデザイン」とは、対象をモノだけに絞らず、人や情報、環境を含んだ中で「行為がスムーズに美しく振る舞われるためにどうあるべきか」を考えるデザインである。 ユーザーが間違えやすいスイッチや行動があるなら、形状で解決できるかもしれない…

『川の見える病院からーがんとたたかう子どもたちとー』

51)作者の細谷亮太さんは、医ケアの子がサポートを受けることができるキャンプを北海道に設立した人である。 職場の先輩が、細谷さんがこの本を書いていると教えてくれてお正月の読み物にした。 この本は、小児科医である著者と入院患者である子どもたち…

『NEWS PICKS Magazine 未来の子育て』

50)表紙の色好きだなあ。落合さんのTwitterから垣間見える面白そうな子育てに興味。 通して読んで「子どもがやりたいことを見つけ、図鑑を買ったり博物館に連れていくなどして、"好き"を深くたくさん見つけること」が多かった気がする。 子どものことを考…

2018年、出会えてよかった本

この1年間何を読んで、何が心に残ってるかな〜と振り返る。 1 『自然という幻想』 hokuson-library.hatenablog.com 「自然」という概念がひっくり返った本。読みやすくてとても面白かった。 2 『人魚の眠る家』 hokuson-library.hatenablog.com 人工呼吸…

『AI VS教科書が読めない子どもたち』

49)店頭で見つけて読んでみた本。 煽っているようなタイトルであまり気が進まなかったが、文中に掲載されている問題を見て、かつその問題の正答率を見て、ちょっとびっくりして読み倒した。 これからビッグデータが活用され、例えば「教師データ」を基に…

『人魚の眠る家』

48)TOKYO行きの電車の中で読む用に買った。久しぶりにLAWSONで本を買った気がする。 小説なのでどこまでか本当なのか調べないと分からないけれど、"脳死"って生と死の狭間みたいで、人が生きてるってどういう状態をさすんだろうと考えた。 脳波があること…

『セゾン〜堤清二が見た未来〜』

47)よく行く無印良品とロフトのことが載ってる&巷で話題になっている本ということで購入。 無印良品、ファミリーマート、パルコ、西武百貨店、西友、ロフト、そして外食チェーンの吉野家。(略)これらの企業が、かつて同じグループに属していたことを、知…

『クリスパー〜究極の遺伝子編集技術の発見〜』

46)遺伝子テーマの本2冊目。筋ジストロフィーについて書かれていたのが一番印象的である。 ヒトゲノムを構成する32億文字の中から、たった一文字の誤りを探し出し修正するという離れ業ができる、その技術。2012年にその画期的遺伝子編集技術を「サイエン…

『自然という幻想』

45)自然科学系が急に?読みたくなって店頭に並んでいたこの本を手に取った。 「自然」ってなんだ?と考えさせられた本でした。読んでて面白かった。 ------------------------------------------ 自然を「元来の手つかずの姿」に戻そうとしてきた自然保護…

『空気の研究』

44)大学のお友達に紹介?おススメ?されて読んだ本…例えがよく分からなくて挫折している本です…。 次に手を取るのはいつだろう分からない。と思いながら一応棚に入れる。 「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3)) 作者: 山本七平 出版社/メーカー: 文藝春秋 発…

『ナナメの夕暮れ』

43)芸人 オードリー若林正恭さんのエッセイ。 (人から借りてぱらぱらと読んだ本なので、だいぶうろ覚えです。ご了承ください。) (本文より)「一生懸命やることを恥ずかしいと考え、自分が本当に楽しいと感じていることに気づけていないのではと思ってから…

『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』

42) 人間の知能の原理を解明しそれを工学的に実現するという人工知能はまだどこにも存在していない。 とあり、ほへ〜知らなかった〜と。え?じゃあメディアで取り上げられている「人工知能を使った製品」「AI搭載機器」は一体どういうことなんだ?と。 こ…

『東大読書』

41)ただ活字に目を通すだけの日が続き、読み方を見直したいと思って手に取った本。 1冊の本からより多くのインプットが得られるのは、「同時並行で複数の本を読む」読み方。 これはやってるなぁと思ったけれど、読んでいくと、 同じ内容でも言う人が違う…

『楽園のカンヴァス』

40)最近小説から離れておりましてオススメされて読んだ本です。 ルソーの絵画を中心にストーリーが進む。誰かが殺されるわけでもなく何かが盗まれるわけでもなく、それが新鮮で面白かった。 何か一つのことを極めるのってなんだかいいなあと思ったのです…

【働く大人のための「学び」の教科書】

39)\ 中原淳さん著書第2弾 / 私はどうなっちゃうのかな〜って思いながら読んだ。今の職場ではこの本でいう"背伸びの原理"ってやつをやらせてもらってるな〜とも。職場でのコミュニティを増やしたいなってのも思った。 本を読んで資格を取ってセミナーに出…

『障害者の経済学』

38)Amazonのベストセラーになってて読んでみた本。 "障害を持った人が生きやすい社会"を作り出すことで、それ以外の人(生きにくさ、働きにくさを感じている人など)もワークライフバランスのとれた社会を送ることができる。 まずは知ってもらうってことが…

『ワンダー』

37)生まれつき顔に障害をもつ男の子のお話が映画になるということで原作を手に取る。 内容はともかく本の中に出てくる授業スタイルが面白くて印象的。国語の授業で、毎月先生が格言を発表し、期限内にその格言の意味を自分の言葉で600字程度書くというも…

『リアル1-14』

36)このイラスト見たことあるなと思って手に取ったらスラムダンクを書いてる人だった。 こちらは車椅子バスケをメインとした漫画でした。ゲームの楽しさだけでなく障害を持つ人の細かな心情やその周りの家族や友人の心情にもライトを当てており、一気に読…

『自然な建築』

35)富山市ガラス美術館に行ってから"隈研吾"さんの存在を知りそこから興味が出てこの本を手に取った。 場所とは自然の別名に他ならない。 という言葉が印象的。その場所に何かを建てるということは、その自然の上に人工物を置くということであり、さらに…

『ソフィーの世界』

34)哲学入門書のような、結構すいすい読める本。「あなたはだれ?」「宇宙はどうやってできたの?」という人間の永遠の疑問をソフィーが自問自答していく感じが良かった。 物語が気になって内容ほったらかしで読んでしまう悪い癖が出てしまい、ちょっと戻…

『鹿男あをによし』

33)介護士をやってる子からオススメされて読んだ本。内容云々より、邪馬台国が日本のどこにあったのかが未だに分かっていないということにびっくりした。 まだ分かっていないことって結構あるんだなあ。 鴨川ホルモーの人。 鹿男あをによし (幻冬舎文庫) …

『作ることで学ぶ』

32)岩瀬直樹さんのオススメに挙がっていたのと、作ることに対して興味があったのとで読み始めた。様々な実践例が掲載されており"楽しそう!"と思えるものがたくさん。 なかでも「やわらかい回路」はTEDでも紹介されており、現場でも実践できそうであった…

『本日は、お日柄もよく』

31)大学の先輩におすすめされて読んだ本。面白かった。スピーチライターという職業をはじめて知った。内容は結構ぶっ飛んでるなあと感じたが、働き方が多様になっていく社会を描いているような本だなと。 ちょうどお世話になった先生に手紙を書いていたの…

『跳びはねる思考』

30)インタビューの様子が途中途中に書かれていたのが良かった。想像しやすいというか分かるなぁという感じ。 東田さんは表出の手段を得ることができたが、表出する手段が少なかったり難しかったりすると、周りの人が思っている以上にストレスを感じるだろ…