ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

『楽園のカンヴァス』

 

40)最近小説から離れておりましてオススメされて読んだ本です。

 

ルソーの絵画を中心にストーリーが進む。誰かが殺されるわけでもなく何かが盗まれるわけでもなく、それが新鮮で面白かった。

 

何か一つのことを極めるのってなんだかいいなあと思ったのです。

 

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【働く大人のための「学び」の教科書】

 

39)\ 中原淳さん著書第2弾 /

 

私はどうなっちゃうのかな〜って思いながら読んだ。今の職場ではこの本でいう"背伸びの原理"ってやつをやらせてもらってるな〜とも。職場でのコミュニティを増やしたいなってのも思った。

 

本を読んで資格を取ってセミナーに出向き…ってこと自体が当たり前になってオープンになっていったらいいのに。

 

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表紙の情報量が多い…

 

 

働く大人のための「学び」の教科書

働く大人のための「学び」の教科書

 

 

 

『障害者の経済学』

 

38)Amazonのベストセラーになってて読んでみた本。

 

"障害を持った人が生きやすい社会"を作り出すことで、それ以外の人(生きにくさ、働きにくさを感じている人など)もワークライフバランスのとれた社会を送ることができる。

 

まずは知ってもらうってことが大切なんかなと思ってる。そんな機会自体が少ないんだけど、ね…

 

"福祉施設はどこを向いているのか"

"配慮によって障害を消し去ることを目指した法律が障害の存在を前提とした条文になっている"

"育児は親の務め、親の介護は子の務めという考え方が根強い。そのため障害児の介護や介助についても子どもを産んだ親に責任があると見られがちである。

 

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『ワンダー』

 

 37)生まれつき顔に障害をもつ男の子のお話が映画になるということで原作を手に取る。

 

内容はともかく本の中に出てくる授業スタイルが面白くて印象的。国語の授業で、毎月先生が格言を発表し、期限内にその格言の意味を自分の言葉で600字程度書くというもの。長期休暇には自分がひらめいた格言を手紙に書いて先生に送るという宿題が出る。

 

格言を通して自分のことを振り返りそれを言語化する、というのが良い。

 

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『リアル1-14』

 

36)このイラスト見たことあるなと思って手に取ったらスラムダンクを書いてる人だった。

 

こちらは車椅子バスケをメインとした漫画でした。ゲームの楽しさだけでなく障害を持つ人の細かな心情やその周りの家族や友人の心情にもライトを当てており、一気に読めました。

 

障害者だからゲームの勝敗に対し執着してはいけないのか、障害者だから夢を持ってはいけないのか、障害者だから…様々な人の様々な葛藤が見られました。

 

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歌舞伎みたいなイラストになりました。人の顔は苦手だ。

 

 

 

リアル 1 (Young jump comics)

リアル 1 (Young jump comics)

 

 

 

『自然な建築』

 

35)富山市ガラス美術館に行ってから"隈研吾"さんの存在を知りそこから興味が出てこの本を手に取った。

 

場所とは自然の別名に他ならない。

という言葉が印象的。その場所に何かを建てるということは、その自然の上に人工物を置くということであり、さらにその人工物がコンクリートという単一的な材料であることで、多様な自然が失われてしまうというのだ。

 

では自然な建築とは何か。

 

場所に根の生えた生産行為こそが、存在の表象とをひとつにつなぎ直すということを、彼ら(日本の大工)は直感的に把握していたのである。その方法の現代における可能性を、具体的な場所を通じて、ひとつひとつ探っていくのが、この本の主題である。

 

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文庫版新書はシンプルで書きやすい。笑

 

自然な建築 (岩波新書)

自然な建築 (岩波新書)

 

 

 

 

『ソフィーの世界』

 

34)哲学入門書のような、結構すいすい読める本。「あなたはだれ?」「宇宙はどうやってできたの?」という人間の永遠の疑問をソフィーが自問自答していく感じが良かった。

 

物語が気になって内容ほったらかしで読んでしまう悪い癖が出てしまい、ちょっと戻ったりだいぶ戻ったりした。こういうときにサピエンス全史が生きるんだなぁ。

 

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今年で100記事書けたらいいなぁ