37)生まれつき顔に障害をもつ男の子のお話が映画になるということで原作を手に取る。
内容はともかく本の中に出てくる授業スタイルが面白くて印象的。国語の授業で、毎月先生が格言を発表し、期限内にその格言の意味を自分の言葉で600字程度書くというもの。長期休暇には自分がひらめいた格言を手紙に書いて先生に送るという宿題が出る。
格言を通して自分のことを振り返りそれを言語化する、というのが良い。
36)このイラスト見たことあるなと思って手に取ったらスラムダンクを書いてる人だった。
こちらは車椅子バスケをメインとした漫画でした。ゲームの楽しさだけでなく障害を持つ人の細かな心情やその周りの家族や友人の心情にもライトを当てており、一気に読めました。
障害者だからゲームの勝敗に対し執着してはいけないのか、障害者だから夢を持ってはいけないのか、障害者だから…様々な人の様々な葛藤が見られました。
歌舞伎みたいなイラストになりました。人の顔は苦手だ。
35)富山市ガラス美術館に行ってから"隈研吾"さんの存在を知りそこから興味が出てこの本を手に取った。
場所とは自然の別名に他ならない。
という言葉が印象的。その場所に何かを建てるということは、その自然の上に人工物を置くということであり、さらにその人工物がコンクリートという単一的な材料であることで、多様な自然が失われてしまうというのだ。
では自然な建築とは何か。
場所に根の生えた生産行為こそが、存在の表象とをひとつにつなぎ直すということを、彼ら(日本の大工)は直感的に把握していたのである。その方法の現代における可能性を、具体的な場所を通じて、ひとつひとつ探っていくのが、この本の主題である。
文庫版新書はシンプルで書きやすい。笑
34)哲学入門書のような、結構すいすい読める本。「あなたはだれ?」「宇宙はどうやってできたの?」という人間の永遠の疑問をソフィーが自問自答していく感じが良かった。
物語が気になって内容ほったらかしで読んでしまう悪い癖が出てしまい、ちょっと戻ったりだいぶ戻ったりした。こういうときにサピエンス全史が生きるんだなぁ。
今年で100記事書けたらいいなぁ
32)岩瀬直樹さんのオススメに挙がっていたのと、作ることに対して興味があったのとで読み始めた。様々な実践例が掲載されており"楽しそう!"と思えるものがたくさん。
なかでも「やわらかい回路」はTEDでも紹介されており、現場でも実践できそうであった。
また実際に"作る"ことを通して、材料の調達から、"できた!"という達成感まで知って感じることができる。
実際の社会は、想像の限界を押し広げてくれるような、クレイジーで、奇妙で、一見説明できないような物事であふれています。その答えは、いま生きている子どものうちの誰かが見つかるかもしれません。それなのに、まるで全ての科学的な問題はすでに解かれており、その解法は決められているかのような教え方がしばしばされます。
読むのに時間がかかってしまった。
作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド (Make:Japan Books)
31)大学の先輩におすすめされて読んだ本。面白かった。スピーチライターという職業をはじめて知った。内容は結構ぶっ飛んでるなあと感じたが、働き方が多様になっていく社会を描いているような本だなと。
ちょうどお世話になった先生に手紙を書いていたので、言葉で伝える難しさとか楽しさを感じながら、ふむふむ参考にさせていただいた。
イラストが絡まって見えるのは気のせいである。