70)動作法とは、
自分の体を主体的に動かして動きをコントロールしたり、緊張が入っている部分を意図的に弛緩する経験を通して心身のリラックスを図ったりしながら、自分の心や体の状態・体の動きに気づき、気持ちや行動の安定を図ったりするための療育技法として、動作法が用いられます。
第三者が体を動かす「リハビリ」ではなく、"動かしたい"、"手を伸ばしたい"という子どもの「意思」を尊重しながらやる支援法です。
動作には3要素あり、
・強さ(速さ)
・部位
・方向
人は机に向かって何かを書くとき、
・鉛筆を折らない程度に握り(強さ)、
・利き手側の肩から腕に力を入れて、反対側は動かさず(部位)、
・書く方へ動かす(方向)
を同時に行なっています。
これらを自分でコントロールできるように動作法を行います。
具体的な支援方法がイラストを元に書かれており、とても分かりやすいです。
体の動きを勉強してると、「人の体ってすごいなぁ」ととても思います。