ほくそんの図書室

気まぐれな小さい図書室。

『もやしもん』

 

53)図書館に置いてあって手にとった漫画。

「菌が見える」という能力に魅かれる。

 

野菜やお米の農業というよりかは、日本酒や発酵などの菌系を主に扱っている。

 食料自給率や需給調整など”農”にまつわる問題もコミカルに取り上げている。

 中でも衝撃的だったセリフ。ワンツー

 

 

「だいたい日本人は農への関心がえらい低いくせに 安全で安くて安定したモンを欲しがりやがる 虫がちょっと商品に入ってりゃ上を下への大騒ぎだ 農薬が何ℓ使われてても全く気にもしねえで食うくせによ!」 

 

虫食が好きな学生が言ったセリフ。

限られた財源と労力では、虫を取り除くには農薬が不可欠であるのに、「虫を取り除けでも農薬は使うな」という無茶な要望を消費者がしていることに気付かされる。

 

アメリカでは虫が混在してもいい割合があるそうで、例えば、ピーナッツバター100グラムに対して虫の破片50個までとか。(それはそれで嫌だな…)

 

 

「あたしぶっちゃけね 誰が誰に対して自給率上げろって言ってんのかわかんないのよ 国が農家に?農家が国に?マスコミが私達みんなに?

 

「必要なだけ食べる」「残さないで食べる」「捨てないように食べる」たったそれだけで無駄が確実になくなるの でもこれで食料自給率が上昇することは1%もないわ消費の問題だから でもこっちのほうが具体的で身近じゃない?

 

売る立場は本気で「客は神様」だと思っているよ しかし買う側に回るとそれを真に受けて神なら何でもして良いと思う者もいる 自分が神ではなくモンスターになっていることに気付かずに

 

だからこそ消費者は知る事が大切なんだよ 無知なままでは踊らされてつかまされても気付けないままだ」

 

食料自給率について言及したセリフ。

国内の農産物を買って欲しいから食料自給率の低さを取り上げて活性化させようとしているのか?と自給率について疑問に思った。

 

 

 

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